FXは「上がるか?下がるか?」の2択。
しかし、その予想が中々当たらない。
プロでも値動きの先は「読めない」。
そこで登場するのが「チャートパターン」。
ローソク足の動きでエントリーするテクニカルですが、
今回は初心者でも使いやすい鉄板パターン「三尊」をご紹介します。
FX三尊とは?
三尊と逆三尊
「三尊」は英語で「ヘッドアンドショルダー」とか「トリプルトップ」などと呼ばれることもあります。
買いでは「三尊」、売りでは「逆三尊」を使います。
「逆三尊」→買いシグナル
と覚えておきましょう。
しかし、勝ちやすいパターンではありますが、あまり「出現」しません。
じっくり待つことが大事ですね。
三尊の形は簡単で、「3つの山」が出現したらエントリー準備。
「買い→売り」へ転換する場合、2つ目の山が一番高く3つ目の山が高値更新できない。
すると買いの圧力が弱いと判断し、売りに転じる。
転換パターンとして認識されていて、
超初心者のテキストにも必ずと言っていいほど紹介されています。
もちろん上級者やプロも意識している人が多いです。
ということは…?
沢山の人が「三尊」を意識していることになります!
「買い」で入っていた人達は、「そろそろ売るか」と判断し、
これからエントリーしたい人達は「売りに転換するぞ」と考えます。
この両者のパワーが集まり、「価格が下がる」
「売り→買い」への転換の場合は「逆三尊」。
買いの反対の値動きです。
価格が底をついたころに「売り」で入っていた人達の利確。
これから入る人達の「買い」で二つの勢力が重なる。
どの時間足でも有効なパターンですが
やはり大きな時間足で出現すると強いです。
エントリーのタイミングは「ネックライン」のブレイク。
続いて「ネックライン」についてご紹介します。
ネックラインがポイント
三尊の解説で出てくる「ネックライン」。
ネックラインとはサポートやレジスタンスのラインのことです。
画像の見ればわかる通り、押し目をつけているポイント。
このラインを抜けると価格が強く動き出す。
絶好のエントリーポイントになっています。
何故、強く動くかというと「利確」と「新規エントリー」以外の「もう一つのパワー」が加わります。
それは「損切ポイント」。
1つ目の「押し目」にロスカットを置いて上昇を狙い買いエントリーした短期トレーダー。
その押し目のラインを下に抜けるとロスカットを巻き込んで
価格が大きく動きます。
ズルズルッと下がる感じです。
その動きが「ブレイクした」などと表現されます。
三尊のだまし
「三尊が出現したら絶対勝てるのか?」
と言われれば、勝つ可能性は高いですが絶対ではありません。
「だまし」と呼ばれる動きもあります。
「三尊のネックラインを下に抜けた!売りだ!!」
とエントリーしても逆に再上昇することがあります。
これが「だまし」と呼ばれるもの。
「だまし」を避けるには1度ブレイクしても
すぐにはエントリーせずに「戻ってから反発」するまで待ちます。
戻らないことも多いのですが、「負け」を減らしたいなら
待つ方が良いですね。
エントリーするポイントは「自分の性格に合った場所」を見つけましょう。
利確は「逆N」や「N」の距離。
三尊なら、ネックラインと高値の距離と同じ距離。
逆三尊なら底値とネックラインの距離。
この値幅を参考に利確すると良いでしょう。
まとめ
今回はFXでも人気の鉄板チャートパターン「三尊」についてご紹介しました。
「三尊」「逆三尊」は転換のシグナル。
初心者でも負けにくいエントリーポイントです。
ネックラインを参考にエントリーすること!
ただし、あまり出現しないので辛抱が必要。
FXは「パターンを覚えるだけでも勝てる!」
と強気の発言をするプロトレーダーもいます。
トレードの経験が少ない初心者は是非「3つの山」を探してください!
今回は以上です。
ありがとうございました。