歯が激痛!それ歯髄炎かも!

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歯髄炎(しずいえん)という病気をご存じでしょうか?
歯に激痛が走るなら疑った方がよいでしょう。
あまり聞きなれない病気だと思いますが、名前をみてわかるとおり口腔の病気の一種です。
今回は、若いときはあまり困らない大人になるにつれて起こる口腔トラブルについてスポットを当ててお話していきたいと思います。

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歯髄炎とは?

簡単に説明すると、神経の仲間である歯髄神経と血管が通っている歯髄という部分から、炎症が起きることを指します。

ただ、腫れるだけなら良いのですが大きな痛みも伴うので、苦労します。

また、症状が知覚過敏と似ている所があるので、歯の痛みや沁みる面を考えれば知覚過敏は歯髄炎の仲間のようなのかもしれませんね。

それに知覚過敏の方が、歯髄炎よりも知名度が高いのでイメージしやすいと思います。

歯髄炎になると、まずは症状が慢性的なのか一時的なのかを見分ける必要があります。
それを見極めることで、状況に応じた治療法を試していきましょう。

見極めるためには、できるだけ早めに歯医者へ行くことをお勧めします。

歯髄炎の症状とは?

先ほど知覚過敏と歯髄炎の症状が似ていることを説明したと思います。

なので、主に歯が沁みる,痛むなどの症状が出てきたら、歯医者へ行って検査してもらいましょう。

それでは歯医者へ行くとどのような対処をしてくれるのでしょうか?

歯医者では、問診や視診はもちろん、温度診,打診,X線診などのテストが行われます。

これらのテストは聞きなれない言葉だと思うので、一つずつ見ていきましょう。

  • 温度診歯
    冷たいものにしみるのか温かいものがしみるのかを診断します
  • 打診
    歯を軽く叩いてその傷み具合のチェックします
  • X線
    「電気歯髄診断器」という機械を使って、歯髄が生きているかを確認します

こうして、現在どのような状況なのかを確認した後、その人にあった治療を行います。

口腔のトラブルは他にもあります。

それは歯根膜炎です。

歯根膜炎とはなんでしょう?見ていきましょう。

歯髄炎は、虫歯等で神経まで達し、その神経系統に細菌が入り込み痛みを生じたりします。
しかし、歯根膜炎は、細菌感染の場合と細菌感染以外の場合があります。

感染ではない場合は、外傷の打撲からくるのが原因である場合、そしてかみ合わせが悪く、ある歯だけが当たる咬合性外傷などがあります。

症状としては、細菌感染ではない場合は、打診のときの痛みや歯茎が赤く腫れる、歯が浮く感じがあります。

感染性の場合は、打診の際は痛みがあり、軽く歯がグラグラ動くこともあります。
それから歯茎が腫れてきて、ついには唇や頬が腫れ、歯茎に膿が溜まるようになってきます。

治療法は?

歯髄炎の治療は、歯髄を取らないで、薬によって炎症を抑える方法がメインです。

歯根膜炎では、感染性ではない場合は原因を除去して安静にしていると、数日で治ってきます。

しかし、感染性の場合は、根幹治療が必要になってきます。

治療が遅れれば遅れるほど、頬がはれてきたり膿がたまってきたりしますので、早めに歯医者へ行って治療することをお勧めします。

ありがとうございました。