数多くの紅葉スポットがある京都の中でも奥まった場所にある大原三千院。
大原への交通の便は清水寺や嵐山ほどよくありませんが、
寒暖の差が激しい盆地のため紅葉の色鮮やかさは別格であり、多くの人を惹きつける紅葉の名所です。
青苔のじゅうたんに散り落ちた紅葉のコントラストは、一見の価値ありですよ。
京都大原三千院、紅葉の見所
三千院は京都市左京区大原にある天台宗の寺院で、青蓮院、妙法院とともに、天台宗の三門跡寺院の1つに数えられています。
境内には12世紀に建てられた往生極楽院のほか、宸殿、客殿などの建物があります。
境内は四季折々の景観が美しく、普段は静寂の中ゆったりと美しい庭園を堪能できますが、紅葉の時期だけは一目鮮やかな光景を見ようと、多くの観光客で賑わいます。
三千院の紅葉はどこも見所ですが、特に有清園と聚碧園は苔むした庭と散り落ちた紅葉のコントラストが美しく、特にオススメです。
例年の紅葉の見頃は11月中旬011月下旬と、京都の他の紅葉名所よりも早めです。
紅葉の時期にはもみじ祭りが開催され、2016年は11月1日011月30日の予定です。
・拝観時間
3月~12月7日 8:30~17:00(17:30閉門)
12月8日~2月 9:00~16:30(17:00閉門)
・拝観料:700円(中高校生400円、小学生150円)
三千院の紅葉は見たいけど混雑は避けたい!
京都の紅葉の中でも三千院の人気は高く、シーズン中は常に混雑しています。
8:30からの開門時間を目がけて行けば、比較的空いているのではないでしょうか。
あえて紅葉のピークを外し、他の地区の紅葉が見頃を迎える11月終わり頃に行くのも一つの手です。
トイレや休憩場所について
トイレは円融蔵前と客殿と宸殿の間、弁財天近くの3箇所にあります。
また、休憩所は金色不動堂の近くに2箇所あり、「もみじ祭」の時期にはお茶席が設けられます。
交通アクセス
車で三千院に行く場合、境内に駐車場はないので近隣の有料駐車場に停めることになります。
また、公共交通機関も路線バスしかありません。
大原へは京都駅からバスが15分~20分に一本の割合で出ていますので、これが一番便利です。
また、京都市営地下鉄烏丸線の終点、国際会館駅からも大原行きのバスが40分間隔で運行しています。
・京都駅C3乗り場より、京都バス17系統「大原」行きで終点大原下車、徒歩10分
・国際会館駅より、京都バス19系統「大原」行きで終点大原下車、徒歩10分
まとめ
京都を代表する紅葉の名所の一つ、「大原三千院」。
交通の便は決して良いとは言えませんが、それでも古の人々を魅了した鮮やかな紅葉は一見の価値ありです。2016年の紅葉狩りの計画がまだなら、一度計画に入れてみてはいかがでしょうか。